これも自分が小1の時にあったことです。前のブログに載せた話のひとつです。
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バスターミナルまで来ちゃった。どうしよう。1年生の自分に、何ができる?あ~ん!「大丈夫?どうしたの。」やさしいおねえさんの声がした。あ!バスガール!(1968年まで、沖縄のバスはワンマン式に変わっていなかった。この話は1965年のことです。)
実は、大謝名でスグおりるつもりでしたと、しゃっくりしながら、優しい声のお姉さんに説明しました。子供バス賃は2セントだったけれど、なぜか、財布に1セントしか見つからなかった(当時はアメリカのドルを使用していた)。だから、払えないので困っていた。
「それでずっと座ったまま、ターミナルまで来たの。」おねえさんは、うなずきました。「分かった。大丈夫。泣くのをやめて、一緒に来なさい。このバス、那覇まで行くから、大謝名に戻れる。どこで降りるか、教えてあげる。」
無事に帰ることが出来ただけでなく、あのおねえさん、自分が見つけた1セントも受け取らなかった!最近は、「経済的」にいいコンピュータ・ロボットが次々使用されているけれど、効率の悪い(?)バスガール等が働いていた時代に生きていて、良かったなと、時々思ったりする。
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