「テンコ、テンコ、」あの音・・・一カ月の沖縄から帰って来たばかりだったので、さみせんだとすぐわかりました。
公園の池の周りに木があって、一つの石に女性がこしかけて唄っている。方言で。よく見ると、あの大きな黒いつめで、弾いている。自分は、なぜか、嬉しくなった。(内地のしゃみせんは平ったい「ばち」というもので弾くし、白くて、もっと四角形なので。)
言葉も、唄も分からないのに、近寄って行く自分に気が付いた。沖縄生まれであること、その音楽を聴いて育ったことを嬉しく彼女に話していた。
彼女は、公園でいっぱい歌っているけれど、どこに行っても、沖縄の人だれかに声をかけてくれると、言っていた。これを聞いた私は、自分が沖縄で生まれたことをほこりに思いたかったと同時に、自分が何も知らないことを(沖縄について)、悲しく、恥ずかしく思って、自分の無知がバレないうちにと思って、他の人が来た時に、そっとにげて行った。

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